ローン金利 24回まで 0%

当サイト上で、24回までの
ショッピングクレジットで
商品ご購入の場合、
ローン金利が0%になります。

お申込期間
2018年10月22日(月)~ 未定
対象商品
新品・中古品
(ジャンク品は含まず)
対象ご購入
総計
100,000円(税込)以上

キャンペーン期間中はスキップ払いはできません。
分割払い手数料はビデオ近畿が負担いたします。

ビデキンちゃんが行く

【レポート】 ビデキンちゃんが行く ~NAB2017 パナソニック編~

毎年少しずつブースの印象が違ってくるように思いますが、今年は特に組織が変わったので余計にそう思ってしまうのかもしれません。今までのAVCネットワークス社が組織改編されコネクティッドソリューションズ社 になったそうです。北米のほうもそれに伴って社名が変わったそうで、おじさま曰くパナソニックのプレスカンファレンスでもだいぶ人が入れ替わってしまっていたって言ってました。

さて、パナソニックさんといえばやはり気になるのはベールに包まれたVARICAMなんですが、ほんとコレ情報がないんですよ。Cine Gear Expoである程度形になったものが出せるようなことをおっしゃっていましたので詳細は6月までお預けということになりそうです。

こういった形で発表するのってNABでは珍しいそうで、たぶんパナソニックさんでは初めてではないんでしょうか。組織改編の話は昨年からあったんですが、実際に社名変更になったのは4月に入ってからなので、ベールに包まれたこのカメラも急遽決まったように思います。モックどころかマウントもコーデックも正確なセンサーサイズも何も公表されていないんですから。

毎年のように新製品があるということもありますが、パナソニックさんはここ数年VARICAMシリーズを大きく取り上げていて今年もCODEX社とVARICAM35のカメラヘッドを組み合わせたVARICAM PUREを新製品として出品していました。すでに昨年のIBCで発表されていたものです。VARICAM35はカメラモジュールAU-V35C1GとレコーディングモジュールAU-VREC1Gで構成されていたんですが、そのカメラ部分AU-V35C1GとCODEX社のAU-VCXRAW2を組み合わせたのがVARICAM PUREということなんですね。2年ほど前にもCODEX社のレコーダーとの組み合わせがありましたが、カメラモジュールAU-V35C1GとレコーディングモジュールAU-VREC1Gの後ろにV-RAW 2.0レコーダーAU-VREC1Gを装着する形式でした。なので、かなり全長が長くなってしまったんですが、VARICAM PUREは150mmも短くなってかなり小型になった印象です。

VARICAM35はカメラ部とレコーダーが分離できるモジュール構成になっているんですが、一体化したモデルがVARICAM LTといえますかね。今回Multi Dyne社のSilver Back 4K5と組み合わせて光ファイバーケーブルで中継カメラ的な使い方をしていました。本線や電源供給だけでなくリターンビデオやインカム、音声などの伝送が可能です。

VARICAMシリーズではないのですが例のベールに包まれたカメラのとなりにデジタル一眼のGH5がおかれていました。

新製品ということもあってハンズオンコーナーにも。カメラとしてはちょっと特殊ですが、4K対応のPOVCAMや360°ライブカメラAW-360C10、AW-HR140、屋外対応HDインテグレーテッドカメラAW-HR140、バルーンカメラなどユニークなカメラが増えてきたという印象でした。

4K対応POVCAM。29.5mmからの20倍ズームやタッチパネル操作、SDI、HDMI、IP同時出力などに対応しています。

360°ライブカメラAW-360C10。カメラ本体に4つのカメラを内蔵していてMDMI×4本で接続。本体側の機能で4台のカメラ映像を合成してHD出力できます。

インテグレーテッドカメラAW-HR140。屋外用として防水防塵になっていますが、パン、ティルトの機構を利用して防振対応になっています。ポールなどに取り付けたときに風などで揺れても静止した画像が得られます。

バルーンカメラですが、プロペラが4つ搭載されていて、飛行船みたいに移動したり1か所に静止することができるようになっています。イベントなどで使うことも想定されていて、バルーン内部に照明を入れたり、プロジェクターを入れて文字や図形をバルーンに投影できるようになっています。

カメラはほかにも4K対応の小型ビデオカメラAG-UX180やAG-UX90。

4K対応の小型ビデオカメラAG-UX180。1型センサー搭載の4K60p対応。レンズは広角24mmからの光学20倍ズームを搭載しています。

カメラ関係以外にも12G-SDI対応ライブスイッチャーAV-HS8300やHD/10bitのパネルを搭載した16.5型LCDモニター、AV-HLC100。

12G-SDI対応ライブスイッチャーAV-HS8300。入力の半分に10bitフレームシンクロナイザーとカラーコレクター機能を搭載しています。

ライブプロダクションセンターAV-HLC100。1M/E8入力のスイッチャーにカメラコントロール機能が搭載されていて、カメラのパン、ティルトやズームも操作できるようになっています。

パナソニックさんも取材や中継、スタジオカメラはすでに一通りラインナップをそろえていて、今年はそれ以外のカメラの新製品が多かった感じです。もちろんHDRやIP伝送、クラウドを使ったニュース取材システムなども大きく取り上げていました。この3つは今回のNABの定番といってもいいでしょうね。池上通信機さんや日立国際さん、グラスバレーさんもこの3つは取り上げていました。日本の場合は海外と状況というか制作環境が違うので少し違うような気もしますが、日本にもIPはいつかくるトレンドといえそうです。映像の伝送となるとデーターの量が大きいので高速通信環境が必要になりますが、それ以前に利用料金や料金体系などもスマホやPCなどとは違ったものが必要に思いました。