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ビデキンちゃんが行く

【レポート】 ビデキンちゃんが行く~関西放送機器展・ブラックマジックデザイン編~

ブラックマジックデザインさんは毎年NABで沢山の新製品を発表するのが恒例のようになっていて今年は昨年買収したFairlightのDAW機能をDaVinci Resolve に統合した新しいバージョンのDaVinci Resolve 14のほか、ATEM Television Studio Pro HDやATEM Television Studio HDといったHDのスイッチャー、Thunderbolt 3搭載のキャプチャ&再生ソリューションUltraStudio HD Mini、4608×2592ピクセルまでの撮影が可能なURSA Mini Pro 4.6Kなんかを発表しています。

ほかにもSDカードをまとめてコピーできるBlackmagic Duplicator 4KやDaVinci Resolve対応のコンソールパネルDaVinci Resolve Micro PanelとDaVinci Resolve Mini Panelを発表していますがこうした新製品を中心とした出展をおこなっていました。

ブラックマジックデザインさんのカメラってカメラメーカーのと操作系とかとちょっと違って違和感があったんですが、カメラの新製品として出たURSA Mini Pro 4.6Kはだいぶデザインが変わって一般のカメラに近いデザインになりました。ほかにも記録メモリーがSDとCFastに対応したりNDフィルターが装備されたりしています。

最初にURSAが出た時は結構大きなカメラで三脚に乗せて使う感じでした。なので、操作系も三脚前提ならアリかなって感じでした。その後発売になったURSA MiniはURSAと基本的な操作系は同じだったんですね。でも小型なので手持ちやショルダーで使うことも多く、今回の操作系のデザイン変更になったように思います。

URSA Mini Pro 4.6KはEF、PL、B4レンズに対応可能です。マウントの交換は簡単に行うことが可能で、PLマウントはi/Technologyに対応しているので、メタデータにも対応しています。

設定スイッチなどが整理され、一般のENGカメラに近いデザインになりました。

URSA Mini Pro 4.6KのメモリーはSDとCFastメモリーに対応していてProRes 4444やCinemaDNG RAWコーデックによる収録が可能です。

タッチスクリーン式のLCDモニターを採用していて、もちろんこれだけでも充分撮影可能ですが、オプションの1920x1080の有機ELパネルを採用したビューファインダーを装着してショルダータイプのENGカメラとしての運用や7インチのURSA Studio Viewfinderでスタジオカメラとしても運用できます。

DaVinci Resolveはカラーコレクションや編集機能のほか、今回DAWの機能も搭載されました。本来なら独立したソフトになっていてもおかしくないのですが、1つにまとめることでシームレスに一連の作業を行うことができますね。それぞれ単体でもかなり高度な作業ができるのですが、カラーコレクションなどではトラックボールが装備されたコントローラーの方が作業がしやすいようです。もちろんそれ用のパネルはDaVinci Resolve Advanced Panelというモデルがありますが、うちでも300万以上の価格なのでかなり敷居が高いです。DaVinci Resolve Micro PanelとDaVinci Resolve Mini PanelはDaVinci Resolve Advanced Panelと同等のトラックボールが3つ搭載されていて、価格も10万円台とかなりリーズナブルな価格ですね。

DaVinci Resolve Mini PanelはLCDモニターが2つ装備されていて、パラメーターの設定や選択しているツールのメニューなどが表示されます。

DaVinci Resolve Mini PanelのLCD上部にはファンクションキーが下には調節用のつまみが装備されています。これらは画面に対応しています。

DaVinci Resolve Micro PanelはLCDモニターはありませんが、USBとの接続で電源もUSBからのバスパワーで供給されます。

DaVinci Resolve Micro PanelのトラックボールはMicro Panelと同じで、上位機種のAdvanced Panelと同等のものです。

最近の新製品というと4K対応のものが多くて話題にもなりやすいですが、HDのスイッチャー ATEM Television Studio HDが出ていました。このスイッチャーは1080p60対応で4系統のSDIと4系統のHDMI入力を搭載しています。最大8系統のソースを接続可能で、トークバックやスチルストア×2バンク、カメラコントロールユニット、オーディオミキサーなどにも対応しています。18種類のワイプパターンのほか、DVEやダウンストリームキー、クロマキーなどスイッチャーに必要な基本的な機能のほか20個のスチルストアやエンベデッドオーディオ、マルチビューにも対応したオールインワンタイプとなっています。

HD/SDに対応したATEM Television Studio HD。8系統の入力が可能でワイプやDSK、オーディオミキサー、カラーコレクション、スチルストアなどのスイッチャー機能をすべて備えています。

ちょっと小さいですがATEM Television Studio HDにはLCDモニターが装備されていて設定メニューのほかピクチュアモニターもできます。

ATEM Television Studio HDにはSDIとHDMIでマルチビュー出力ができます。画面のレイアウトは選択可能となっています。

Tバーじゃないのはちょっと残念かも。

ATEM Television Studio HDにHDMIのモニターやEthernet接続されたPCを組み合わせたデモが行われていました。

ATEM Television Studio HDはコンパネ一体のオールインワンタイプのほか1Uラックマウントタイプもあって基本的な機能は同じです。いずれもEthernet接続でPCからコントロール可能で、専用のソフトはブラックマジックデザインさんのWebからダウンロードできます。1Uラックマウントといっても幅は2/3しかありません。ラックマウントすると1/3ほどスペースができますが、ここにTeranexブランドのコンバーターなどを収めることができるようになっています。このサイズの機器はHyper Deck Studio MiniやWeb Presenter、Teranex Mini-IP Video 12Gなどの新製品もあります。写真にはほかにも1UサイズのBlackmagic Duplicator 4KやBlackmagic Audio Monitorがフライトケースに収納されていてデモしていました。

ラックケースにコンパクトに収めることができるので、イベントやロケなどで必要な機器を組み合わせてセットすることもできそうです。このシリーズはACアダプターを必要としないのでこうして複数組み合わせても電源周りはスッキリです。

FairlightのDAWはいくつかのコンソールがあるのですが、今回出展していませんでした。あと、DaVinci Resolve 14も表立って大きくデモしていませんでした。カメラやスイッチャーを中心にした出展となっていました。