
【レビュー】 ビデキンちゃんが行く~Zunow 0.83倍 4K対応ワイドコンバージョンレンズ WCZ-280編~
更新に間があいてしまいましたが、2019年03月に発売されましたZUNOWさんの4K対応ワイドコンバージョンレンズWCZ-280をビデオカメラに装着してテストしてみました。

77mm径や82mm径の大口径レンズに装着できる4K対応ワイドコンバージョンレンズになります。 倍率はx0.83倍で重さはおよそ450gとWCX-85よりも軽量になっています。標準付属品として77mm(ワイコン本体に取付けてあります。)と82mmの2個のアダプターリング(ご使用の際は必ずどちらかをつける必要があります。)とセットスクリュー用のドライバーと前後のキャップが付属しています。
別売オプションとして、レンズフードと収納ポーチが用意されています。
ポーチはZUNOWさんのワイコンレンズが入るZUNOWさんのCASE-Wがご使用いただけます。(レンズフードはポーチに入りませんので外してワイコン本体のみの収納になります。)

レンズフードはZUNOWさんのHU-105がご使用いただけます。 HU-105を組み合わせることで、遮光によりモアレの発生を防いだり、105mmのフィルターを使うことができます。
今回は型番が同じのSONYさんのPXW-Z280につけてテストしました。

ワイコン無しのPXW-Z280

PXW-Z280にWCZ-280を装着した状態
PXW-Z280はレンズ径が77mmなので、77mmリングアダプターをワイコンに装着します。WCZ-280に付属のリングはリング外れ防止の為に固定できる小さなネジがついています。このネジを締める事で、レンズをカメラにつけたり外したりする際にリングが外れないようになります。
注意点はカメラ取付リングを変える場合は、必ず付属のスクリュードライバーを使って緩めて交換する必要があります。
PXW-Z280のワイド側は35mmカメラ換算で30.3mmですので、0.83倍のWCZ-280を装着するとおよそ25.1mmになります。屋内などの狭いところでもうワンサイズといった状況で重宝されることと思います。軽量ですし、ズーム全域で使えますので常に装着しての運用もできるのではないでしょうか。
テストチャートを収録してみました。

ワイコン無しで撮影

ワイコンを装着して撮影
感じた事
若干フォーカスが甘く感じられますがワイコンを装着したことによる歪みなどはあまり感じられませんでした。
それでは外に出て広角側で実際撮影してみました。

ワイコン無しで撮影

ワイコンを装着して撮影
感じた事
ワイコンを装着したことによる解像度の低下は感じられませんでした。

ワイコン無しで撮影

ワイコンを装着して撮影
感じた事
ワイコンレンズを装着した事による歪みはあまり感じられませんでした。
次に望遠側いっぱいにしたところです。

ワイコン無しで撮影

ワイコンを装着して撮影
感じた事
光沢ある箇所ににじみもなく、背景の木材の暗い部分の木目も確認できます。

ワイコン無しで撮影

ワイコンを装着して撮影
感じた事
色のにじみも感じられず、花弁や葉脈もはっきりと確認できます。
付属の82mmリングアダプターを使用して、SONYさんのPXW-Z190にもご使用いただけます。他のカメラにもリングアダプターを変えることにより装着できますが、推奨カメラ以外での装着の場合、特に大判センサーだとケラれ等の不都合が生じる可能性がありますので注意が必要です。
ビデオ近畿では今回ご紹介しましたWCZ-280を特価でご提供中です。店頭でのデモ展示機のご用意もしておりますので、ご都合宜しければご来店いただきましてぜひ実機をご確認ください。(お手数ですが、ご来店前にデモ展示店舗をご確認願います。)